2016年8月11日木曜日

エゴマの実の保存は冷蔵、冷凍で!

暑い時期ですが、搾油のご依頼がぼちぼちあります。
ホームページを持っていないので、このブログを見れた方が遠くから連絡をくださいます。


この時期のエゴマは、品質が良い状態かのチェックが大事です。

エゴマは一昨年の種では発芽が落ちることでわかるように
品質保持が難しいです。
もっとも、自然のものはお米でも春先から虫がつづってきますので
自然の摂理であたりまえなのですがね。

皆さん生でえごまを食べる習慣がないので、
取れたての冬のエゴマを食してないために品質が変わってることに気が付かないんですよね。

よく乾燥して(水分量10%以下)
冷暗所で真空で保存、
又は、8度以下で保存としてください。

もっと低い温度でしたら、1年以上保存できます。

どちらにしても、収穫後の乾燥、洗いや、洗った後の乾燥、によって品質が左右されますので、湿気、高温、傷のエゴマの3敵に注意して行ってください。

そして、
11月頃の美味しい実を必ず生で味わって
自分のエゴマの品質物差しを持ってください。
4月頃に味が変わってきたかな?とか、酸化してる!とかがわかってきます。

酸化しているエゴマの実は
体にはよくありませんので、食べてはいけません。
そのエゴマから搾ったエゴマ油も体によくありません。
むしろ害があります。

当然ですが、当搾油所では、酸化しているエゴマを搾油させていただくことはできませんのでご了解ください。

油という加工品がその原料の質に左右されるのは一番搾りだからです。
丸ごとエゴマを圧搾しています。

エゴマ油でも透明のサラダ油のような色のものが販売されていますが、
それは、元のエゴマが、多くを輸入しているので、品質が保証できない事もあるせいでしょう。また、一度に何十キロも搾る大型の機械のためでしょうか、搾った油を精製しています。
そのため、エゴマ油に含まれている天然の抗酸化物質や、ガム質、リン脂質、ルテインおいった栄養もなくなってしまいます。抗酸化を保つために、原料を見るとビタミンCが添加されているのはそのためだと思われます。

さあ茂りの夏を超え、エゴマの花芽が突き出す季節となりました。

収穫には余裕をもって、良品質収穫に心掛けましょう。

摘心は今の時期までですよ。
よく育ってて、まだ摘心されてないのなら、てっぺんの突き出てるのだけでも摘心しておきましょう。







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